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大会提供花火の“通”な見方
大会中盤に打ち揚げる「土浦花火づくし」は、茨城県内の煙火店が技術の粋を結集したワイドスターマインです。市制施行60周年を記念して69回大会から始まったこのプログラムですが、当時は打揚数700発、打揚箇所は3箇所で音楽もありませんでした。以降、回を重ねるごとに進化し、今では打揚数2000発以上、打揚箇所9箇所、打揚幅は500mにも及び、競技花火と同様に注目を浴びるプログラムに成長しました。普段の競技ではあまり使われない花火も見られるため、日本の花火の奥深さを堪能することができます。
大会のフィナーレを飾る「エンディング花火」は、80回記念大会から始まり、大会回数に合わせて7号玉を打ち揚げる花火です。今年は86回大会ということで打ち揚がる玉は86発。こちらも茨城県内の煙火店によるもので、美しい大玉の競演をご覧いただけます。花火づくしとは異なり、ゆったりとした打ち揚げは、大会の余韻に浸りながら穏やかな気分を感じることのできる花火です。